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県民の生活と健康

県民健康調査の実施

福島県では、県民の心身の健康を見守り、将来にわたる県民の健康の維持、増進を守ることを目的とした「県民健康調査」に取り組み、県民の被ばく線量の推計や甲状腺検査などを実施してきました。

基本調査(外部被ばく線量の推計)

原発事故直後から2011年(平成23年)7月11日までの4か月間の外部被ばくの線量を推計。

※1:2011年(平成23年)3月11日時点の県内居住者等
※2:自記式の質問票

甲状腺検査

震災時福島県に居住しており、おおむね18歳以下であった方を対象に2011年(平成23年)10月から2014年(平成26年)3月の間に先行検査を、2014年(平成26年)4月からは本格検査を実施しました。

医師が必要と判断した場合に穿刺(せんし)吸引細胞診を行いました。二次検査の結果、これまで252人の方が悪性ないし悪性疑いと診断されました(2020年6月30日現在)。

ホールボディカウンターによる
内部被ばく検査

2012年(平成24年)3月以降の検査結果は全て1mSv(ミリシーベルト)未満であり、全員健康に影響が及ぶ数値ではありませんでした(2020年12月現在)。

健康長寿県を目指した取り組み

震災後の生活習慣や環境の変化により、健康指標の悪化や健康寿命の伸び悩みなどの課題が生じました。こうした課題への対策として、食・運動・社会参加の三本を柱にさまざまな取り組みを進めています。

ふくしま健民パスポート事業

健康づくりを応援するカードの発行や毎日の歩数や健康に関する取り組みを記録できるアプリケーション作成などによる健康づくりの推進。

WALKBIZの推進

健康づくりのため、歩きやすい靴や服装を選んで出勤する新しいワークスタイルの推進。

児童生徒への健康教育等

震災の影響で大きく落ち込んだ児童の体力、運動能力の低下や肥満傾向改善のため、体育専門アドバイザーの派遣や健康教育の専門家の派遣などにより、児童生徒の体力向上や肥満解消に取り組んできました。

子育てへの医療費支援

子どもの健康を守り、県内で安心して子どもを生み、育てやすい環境づくりを進めるため、2012年(平成24年)10月から18歳以下の県民の医療費無料化を実施しています。

先進的な研究診療拠点・医療人材の育成

ふくしま国際医療科学センター2016年9月12日開所

将来にわたり健康を守り、放射線医学に係る先進的な研究診療拠点として県立医科大学(福島市)に整備。

ふくしま医療機器開発支援センター2016年11月7日開所

医療機器の開発から事業化までを一体的に支援する国内初の施設として郡山市に整備。
 

福島県立医科大学保健科学部      2021年4月開設

保健医療従事者の養成や安定確保のため、県立医科大学に保健科学部(理学療法学科、作業療法学科、診療放射線科学科、臨床検査学科)を開設。