幼少期の憧れ 夢のフラガールへ
フラガールを目指したきっかけは、小学3年生のときにスパリゾートハワイアンズのショーを見たことでした。私もこうなりたいと一目ぼれ。実は、高校卒業後に一度、ダンサー志望でスパリゾートハワイアンズの採用試験を受けていますが不合格になっているんです。でも夢を捨てきれず、2年後に再挑戦して合格。踊りを仕事にできることが、とてもうれしかったです。
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[いわき:いわき市]
スパリゾートハワイアンズ エンターテイメント部
元フラガール
スパリゾートハワイアンズの元フラガール。震災当時はサブリーダー、平成23年以降はリーダーとしてチームをけん引。引退後もフラガールのサポートに務めている。
これが一山一家のきずな
笑顔を日本中へ
INTERVIEW 地域から見つめる、あの日から、これから
フラガールを目指したきっかけは、小学3年生のときにスパリゾートハワイアンズのショーを見たことでした。私もこうなりたいと一目ぼれ。実は、高校卒業後に一度、ダンサー志望でスパリゾートハワイアンズの採用試験を受けていますが不合格になっているんです。でも夢を捨てきれず、2年後に再挑戦して合格。踊りを仕事にできることが、とてもうれしかったです。
震災の翌月、当時の社長が慰問公演を目的に立ち上げた企画が「フラガール全国きずなキャラバン」です。チームのメンバーが集まるかが不安でしたが、レッスン再開当日に練習場に向かうと、チームの29人全員が欠けることなく集まっていました。全員無事でいてくれたことが奇跡。感動で鳥肌が立ちました。
元気を届けるキャラバンですが、チームの空気は重く、フラを続けることに負い目を感じるダンサーもいました。しかしカレイナニ早川先生の「遺された私たちは人を支える使命がある」という言葉で前を向くことができました。
そして5月3日、いわき市の避難所から公演を開始。一緒に踊る子どもたちや涙を流して手拍子する方を見て、応援するはずの私たちが逆に励まされました。
復興活動に携われたことは私の人生の宝です。平成28年の私の引退ステージでは、支えてくださった全ての人への感謝でいっぱいでした。
今は縁の下の力持ちとして、ショーの制作やフラガールのサポートに従事しています。私たちが先輩から受け継いだバトンは、後輩たちがしっかりつないでくれています。いわき市の元気はハワイアンズから。一山一家の団結力でこれからも地域のきずなと元気をつくっていきたいです。