素人編集部が届けるプロの思い
地元漁師が集まり平成27年に創刊した「そうま食べる通信」。あれは面白かった。生産者との新しいつながりも生まれて、読者の皆さんにも楽しんでもらえる。やってよかったと思います。ただ、時間の経過とともに、本操業に向けた取り組みも本格化し、町の復興も新しい段階へ進んできた。おのおのが次のステップに踏み切れるタイミングだと思い、令和元年に休刊を選択しました。
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[相双:相馬市]
「そうま食べる通信」元編集部
「そうま食べる通信」の編集部として、相馬市の食材をPR。菊地さんは漁師として、小幡さんは土木建築会社として、相馬の復興を支えている。
どこよりも相馬がやるべき
だから相馬は面白い!
INTERVIEW 地域から見つめる、あの日から、これから
地元漁師が集まり平成27年に創刊した「そうま食べる通信」。あれは面白かった。生産者との新しいつながりも生まれて、読者の皆さんにも楽しんでもらえる。やってよかったと思います。ただ、時間の経過とともに、本操業に向けた取り組みも本格化し、町の復興も新しい段階へ進んできた。おのおのが次のステップに踏み切れるタイミングだと思い、令和元年に休刊を選択しました。
釣りたての魚のおいしさを体験したら、もう他の魚は食べられないでしょう。そのダイナミックさや楽しさを体験できる直売所をつくりたいと思い、地元漁師が運営に関わるようになりました。なにごとも楽しく騒がしく!「そうま食べる通信」の面白がり精神がうまく混ぜ込まれた「浜の駅松川浦」は令和2年にオープンに至りました。
震災があって自分の存在意義について考えるようになったんです。遺された自分にできることは、地域への恩返ししかないと思っています。そのためには、ここの魅力をたくさんの人に知ってもらうこと。そして、子どもたちに「父ちゃんかっこいい!」と言ってもらえるような、ひとりひとりが胸を張って生きられる相馬市にしたい。俺らがやりたかったことはそういうことです。