震災当日は社会福祉協議会に勤務
平田村社会福祉協議会は村の地域福祉センター内にあり、介護事業を運営しています。地震発生と共に揺れが大きくなっていき、大きな揺れが収まるのを待ち、その日はみんなで手分けして利用者を自宅まで送りました。当面の間デイサービスは中止になり、村内の高齢者や一人暮らしの方などの安否確認に追われました。
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[県中:平田村]
平田村社会福祉協議会 職員
平田村で避難者を受け入れた際に、支援団体との調整などボランティア活動の中心として尽力。
避難者受け入れでできた
助け合いのカタチ
INTERVIEW 地域から見つめる、あの日から、これから
平田村社会福祉協議会は村の地域福祉センター内にあり、介護事業を運営しています。地震発生と共に揺れが大きくなっていき、大きな揺れが収まるのを待ち、その日はみんなで手分けして利用者を自宅まで送りました。当面の間デイサービスは中止になり、村内の高齢者や一人暮らしの方などの安否確認に追われました。
平田村災害ボランティアセンターを設置して、社協が関連組織の代表に通知を出しました。村に避難してきた方は多い時で300人ほど。周辺は農家が多いので、米や野菜などの食材はすぐに集まりました。炊き出しでは、公民館の厨房に毎回10人くらい入って食事を作りましたが、ベテランの主婦の方たちばかりでしたから献立作りも調理も万全でした。職員だけでなく地域のボランティアの方の協力があったからこそ、無事運営することができました。
社協では平成29年から、高齢者の見守りや支援をする地域の担い手として活動するためのボランティア団体「ちょこっと助け隊」を結成し、取り組みをはじめています。村民同士の絆を深め、共に地域の福祉力を高めるという狙いがあり、参加希望の声が上がってきています。震災の時に、避難者と接した経験が生かされているのだと思っています。