「ありがとう」涙を流しながら感謝されて
避難していた友人家族のためにマッサージ慰問を行いました。涙をこぼしながら感謝され、心揺さぶられた私は「困っている人がいるのに、同じ県民が助け合わないでどうする!」という強い思いにかられました。そしてすぐに、郡山青年会議所などの10団体の有志で「GBP福島200万人笑顔応援プロジェクト」を発足。著名人に声をかけて応援イベントを開催しました。
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[県中:郡山市]
GBP(がんばっぺ)福島200万人笑顔応援プロジェクト代表
フランス人シェフらのボランティア団体「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」と連携し、8年にわたり復興支援に貢献した。
支援活動から生まれた
フランスとの心の絆
INTERVIEW 地域から見つめる、あの日から、これから
避難していた友人家族のためにマッサージ慰問を行いました。涙をこぼしながら感謝され、心揺さぶられた私は「困っている人がいるのに、同じ県民が助け合わないでどうする!」という強い思いにかられました。そしてすぐに、郡山青年会議所などの10団体の有志で「GBP福島200万人笑顔応援プロジェクト」を発足。著名人に声をかけて応援イベントを開催しました。
(社)エスコフィェ協会の事務局から「避難されている方に温かいフランス料理を提供したい」という申し出があり、その窓口になりました。フランス人協会が「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」という支援団体を結成して、県内にある被災地を訪問しはじめました。令和元年5月の解散までの8年間で62回実施し、提供した料理は27,000食を超えました。延べ3,945名の参加者はすべてボランティアです。毎回全力でした。
「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」での縁がつながり、福島県の若者たちを対象に、フランス料理研修事業を行いました。市内の専門学校で1年間フランス料理を学び、卒業後はフランスで料理研修してもらうというものです。若者が羽ばたく機会をつくることができたことはうれしかったです。